ドラム式洗濯機の扉を開けるのに必要な奥行|機種別の数字と測り方

ドラム式洗濯機を置きたいけれど、扉を開けるだけの奥行があるか分からない。そういう方に向けた記事です。

ドラム式の扉は手前に開きます。そのため、本体が置き場に収まっても、正面に壁や洗面所の入口の扉があると、扉が開ききらないことがあります。この記事では、扉を開けるのに必要な奥行を、メーカーの公表値で整理します。

 

扉を開けると奥行が約1.7〜1.8倍になる

カタログの奥行は、扉を閉じた状態の数字です。扉を開けると、扉の分だけ手前に出ます。

奥行60cm以下の機種でも、扉を開けたときの奥行は1,040〜1,093mmになります。本体の奥行の約1.7〜1.8倍です。洗面所が狭い部屋では、本体の奥行ではなく、この数字で考えてください。

 

機種別の必要な奥行

メーカーによって、公表している数字の種類が違います。

パナソニック:背面の壁からの奥行

パナソニックは、背面の壁から正面の障害物までに必要な奥行を公表しています。

型番 本体の奥行 扉が全開できる奥行 扉の開きが制限される範囲
NA-LX123FL、NA-LX125F、NA-LX127F、NA-LX129F 732mm 1,236mm以上 1,227〜1,235mm(全開〜80°)
NA-LX125EL、NA-LX125ER 722mm 1,225mm以上※ 記載なし
NA-SD10HBL、NA-SD10UBL 650mm 1,137mm以上 1,112〜1,136mm(全開〜70°)

出典:パナソニック「ドラム式 かんたん設置診断」(2026年10月17日確認)

※NA-LX125E は設置診断に載っていないため、施工説明書の寸法(扉を開けたときの奥行1,215mm)に、後ろに必要な空き(10mm)を足した数字です。

右の列の範囲では、扉が80°(SD10 シリーズは70°)までしか開かない場合がありますが、置ける可能性があるとされています。扉が全開しないと、洗濯物を出し入れしにくくなります。この範囲に入る場合は、毎日使うときの動きまで考えて決めてください。

ハイアール・AQUA・日立:扉を開けたときの奥行

3社は、扉を開けたときの本体の奥行と、本体の後ろに必要な空きを公表しています。本体は背面の壁にぴったり付けて置くわけではないので、背面の壁から必要な奥行は、この2つを足した数字になります。

メーカー 型番 本体の奥行 扉を開けたときの奥行 本体の後ろに必要な空き 背面の壁から必要な奥行
ハイアール JW-FP100A、JW-FP80A、JW-FP8B 593mm 1,040mm 20mm 1,060mm
AQUA AQW-DMS10A 598mm 1,093mm※ 20mm 1,113mm
日立 BD-CG80P 595mm 1,038mm 10mm 1,048mm

※AQUA は、扉を90°開いたときの数字です。

ハイアールと AQUA の後ろの空きは、本体の天板の後ろの端から測る指定です。自宅で測った数字は、右の列の「背面の壁から必要な奥行」と比べてください。

ほかの機種は順次追加します。

 

測り方

背面の壁から、洗濯機の正面にある物までを測ります。防水パンの縁からではなく、背面の壁から測ってください。

正面にある物は、向かいの壁、洗面台、洗面所の入口の扉などです。扉が開く範囲にあるもので、いちばん手前に出ている所までを測ります。

洗面所の入口の扉が内側に開く場合は、その扉を開けた状態でも測っておきます。洗濯機の扉と入口の扉が同時に開けないと、出入りのたびに不便です。

ほかの場所の測り方と順番は、ドラム式洗濯機の設置スペースの測り方にまとめています。

 

扉の向きも確かめる

扉は手前に開くだけでなく、左右どちらかに回って開きます。扉のすぐ横に壁があると、正面の奥行が足りていても扉が十分に開きません。

壁がある側と反対に開く機種を選びます。ハイアールとパナソニックの NA-LX123FL、NA-SD10 シリーズは左開きのみです。AQUA、日立、パナソニックのほかの LX・F系は、左開きと右開きから選べます。

 

奥行が足りないときの選び方

パナソニックの中では、NA-SD10 シリーズが LX・F系より約100mm少ない奥行で全開できます。

さらに奥行が足りない場合は、背面の壁から1,048mmで扉が開く日立と、1,060mmのハイアールが候補になります。違いは奥行60cm以下のドラム式洗濯機で比べています。

一人暮らしの部屋で、洗面所の入口が洗濯機の正面にある場合の注意点は、一人暮らしの部屋に設置できるドラム式洗濯機にまとめています。

 

測った数値で確かめる

測った数値を入力すると、候補の機種がその場所に設置できるかを判定できます。

【判定ツールへのリンク枠】

 

まとめ

ドラム式は扉が手前に開くので、本体の奥行ではなく、扉を開けたときの奥行で置き場を確かめます。背面の壁から、正面にある壁や扉までを測ってください。

パナソニックの LX・F系は背面の壁から1,236mm以上、NA-SD10 シリーズは1,137mm以上あれば扉が全開します。奥行60cm以下のハイアール・AQUA・日立は、背面の壁から1,048〜1,113mmあれば扉が開きます。

すでに「設置できない」と言われた場合は、洗濯機を「設置できない」と言われたときの選択肢で理由別に整理しています。

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