ドラム式洗濯機の設置スペースの測り方|防水パン・水栓・搬入経路まで

ドラム式洗濯機を選ぶとき、本体のサイズと置き場の幅だけを比べて決めてしまうことがあります。ところが、幅が足りていても、防水パンに入らない、水栓に当たる、玄関を通らない、といった理由で当日に設置できないことがあります。

この記事では、買う前に測っておく場所を、測る順番に沿って整理します。それぞれの詳しい測り方は、個別の記事に分けています。

測る場所と順番

測る場所は次のとおりです。上から順に測ってください。

順番 測る場所 確かめること
1 防水パンの内寸 本体の脚が防水パンに収まるか
2 排水口の位置 排水口が本体の真下に来るか
3 水栓の高さ 水栓が本体の上部に当たらないか
4 設置場所の幅・奥行・上の空き 本体が収まり、扉が開くか
5 搬入経路 玄関から置き場まで運べるか

順番には理由があります。排水口が本体の真下に来る場合は、かさ上げ台などで本体を持ち上げることがあります。本体が上がると、水栓や上の棚までの空きがその分だけ減ります。先に排水口を確かめておかないと、水栓と上の空きを正しく判断できません。

1. 防水パンの内寸

防水パンは、外側の寸法ではなく内側を測ります。測るのは、縁の立ち上がりを除いた、内側の平らな部分の幅と奥行です。

「640」「740」といった呼び方は外側のサイズです。内側の平らな部分はそれより小さく、製品によっても違います。呼び方だけで判断せず、実際に測ってください。

サイズごとの違いは、防水パンのサイズ一覧にまとめています。

測る位置は防水パンの内寸の測り方で説明しています。測った結果、入らないと分かった場合はドラム式洗濯機が防水パンに入らないを、防水パン640で機種を探す場合は防水パン640に入るドラム式洗濯機をご覧ください。

防水パンがない場合は、床の排水口の位置と、本体を置く床の広さを確かめます。

2. 排水口の位置

次に、排水口が防水パンのどこにあるかを見ます。確かめるのは、洗濯機を置いたときに、排水口が本体の真下に隠れるかどうかです。

排水口が本体の横や手前に出ていれば、排水ホースをそのままつなげます。本体の真下に来る場合は、ホースを通す空間がないため、かさ上げ台や専用の部材が必要になることがあります。

見分け方と対処は排水口が洗濯機の真下に来るときに、かさ上げ台が要るかどうかはかさ上げ台が必要なケースにまとめています。

3. 水栓の高さ

水栓(蛇口)の高さは、防水パンの上面から、水栓のいちばん低い部分までを測ります。床からではありません。

ドラム式は給水口が本体の上部にあるため、水栓が低いと本体に当たります。比べる相手は本体の高さではなく、機種の「給水口を含めた高さ」です。かさ上げ台を使う場合は、その分だけ条件が厳しくなります。

測る位置は洗濯機の水栓の高さの測り方で説明しています。足りなかった場合の対処は水栓の高さが足りないときの対処法、水栓を交換する場合の費用は壁ピタ水栓への交換費用をご覧ください。

4. 設置場所の幅・奥行・上の空き

防水パンに収まっても、周りの壁や棚に当たれば設置できません。次の3つを測ります。

幅:左右の壁、または壁と洗面台の間のいちばん狭い所を測ります。巾木や配管の出っ張りがあれば、そこが基準です。本体の幅ちょうどでは足りません。設置作業とホースのための余裕が必要です。

奥行:奥の壁から、手前で扉が当たりそうな物までを測ります。ドラム式は扉が手前に開くので、本体の奥行ではなく、扉を開けた状態の奥行で考えます。洗面所の入口の扉や、向かいの壁との距離も見ておきます。機種ごとの必要な奥行は、扉を開けるのに必要な奥行にまとめています。

上の空き:防水パンの上面から、上にある棚や吊戸棚の下面までを測ります。本体の上に必要な空きは機種ごとに決まっていて、メーカーの据付説明書に載っています。かさ上げ台を使う場合は、ここでもその分だけ空きが減ります。機種ごとの必要な高さは、洗濯機の上に必要なスペースにまとめています。

5. 搬入経路

最後に、玄関から置き場まで本体を運べるかを確かめます。

測るのは、通り道のうち、いちばん狭い所の幅です。玄関の扉、廊下、洗面所の入口を順に測り、最小の値を控えます。扉は、開けた状態で実際に通れる幅を測ってください。扉の厚みや取っ手の分だけ、枠の幅より狭くなります。

幅が足りていても、廊下の曲がり角や階段では、本体を回せずに通れないことがあります。曲がり角や階段がある場合、エレベーターのない2階以上の場合は、注文の前に販売店へ伝えておきます。

測った数値で確かめる

測った数値を入力すると、候補の機種がその場所に設置できるかを判定できます。

【判定ツールへのリンク枠】

まとめ

ドラム式洗濯機の設置スペースは、防水パンの内寸、排水口の位置、水栓の高さ、設置場所の幅・奥行・上の空き、搬入経路の順に測ります。

排水口が本体の真下に来る場合は、かさ上げ台などが必要になり、水栓と上の空きの条件が変わります。この順番で測れば、あとから測り直さずに済みます。

すでに「設置できない」と言われた場合は、洗濯機を「設置できない」と言われたときの選択肢で、理由別に取れる手を整理しています。

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