排水口が洗濯機の真下に来るとき|ドラム式で確かめることと対処
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ドラム式洗濯機を調べていると、「排水口が真下にある場合は別売の部材が必要」という注意書きに行き当たります。自宅がそれに当たるのか分からない方に向けて、見分け方を書きます。
先に結論を書きます。640サイズの防水パンにドラム式を置くなら、排水口は本体の真下に隠れます。740サイズ以上のパンと、防水パンがない置き場では、排水口の位置で決まります。
真下に来るとなぜ困るのか
洗濯機の排水ホースは、本体の下のほうから出て、排水口につながります。排水口が本体の横や手前に見えていれば、ホースをそのまま差し込めます。
ドラム式は底が低く、床や防水パンとの間に隙間がほとんどありません。排水口が本体の下に隠れると、ホースを曲げて通す空間がなくなります。排水口の部品が本体の底に当たることもあります。
そのため、本体を少し持ち上げ、専用の部材で排水口につなぎます。メーカーはこの接続方法を「真下排水」(日立は「直下排水」)と呼んでいます。
自宅が真下排水になるかの見分け方
確かめるのは、防水パンのサイズと排水口の位置の2つです。
640サイズの防水パン
外側の幅と奥行がどちらも約64cmの、正方形のパンです。賃貸の集合住宅で最も多く使われています。
このパンでは、排水口が四隅のどこにあっても、ドラム式の本体が排水口を覆います。パンの内側とドラム式の本体がほぼ同じ大きさで、本体を寄せて排水口をよける余地がないためです。640のパンに置けるドラム式は、防水パン640に入るドラム式洗濯機にまとめています。
740サイズ以上の防水パン
パンの内側の幅が、本体の幅より広くなります。本体を左右どちらかに寄せて置けるので、排水口の位置によって結果が変わります。
- 排水口がパンの左右の端にある:本体を反対側に寄せれば、排水口が本体の横に出ることがあります。
- 排水口がパンの中央や奥の中ほどにある:本体をどちらに寄せても隠れます。真下排水になります。
端にある場合でも、パンの内側の幅から本体の幅を引いた残りが小さければ、排水口は隠れます。パンの内側の寸法を測り、機種の本体幅と比べて確かめてください。測り方は防水パンの内寸の測り方で説明しています。
防水パンがない置き場
床に排水口が直接ついている置き場です。考え方は740サイズ以上のパンと同じで、本体を置く位置に排水口が重なるかどうかで決まります。左右の壁までの幅に余裕がなければ、本体を寄せられないので、排水口は隠れやすくなります。
真下排水になる場合に必要なもの
真下排水に使う部材は、メーカーが別売品として用意しています。パナソニックは「真下排水ユニット」と「フロアーあて板」、日立は「直下排水キット」です。
必要な部材は、次の3つで変わります。
- 防水パンの形:四隅が一段高くなったパンか、平らなパンか
- 排水口にエルボ(L字形の部品)がついているか:エルボの有無で、必要な部材が変わります
- 機種:部材の品番と使える組み合わせは、機種ごとに決まっています
排水口の側にも条件があります。パナソニックの真下排水ユニットセット(N-MH2)は、排水口の深さが80mm以上、内径が36mm以上、床からの出っ張りが3mm以下であることを求めています。日立も、防水パンの寸法によっては直下排水キットで排水できない場合があると案内しています。
つまり、真下排水の部材があれば必ず設置できるわけではありません。排水口の形と防水パンの寸法を、買う機種の据付説明書と照らし合わせる必要があります。
本体を持ち上げる台が必要になるかどうかは、かさ上げ台が必要なケースで見分け方を説明しています。
真下排水になると、ほかの条件も変わる
真下排水では、本体を持ち上げて設置することがあります。持ち上げた分だけ、上に必要な寸法が増えます。
- 水栓(蛇口)の高さ:給水口も一緒に上がるので、水栓との隙間が狭くなります。もともと水栓が低い置き場では、当たるようになります。対処は水栓の高さが足りないときの対処法にまとめています。
- 上の棚や吊戸棚までの空間:メーカーが指定する、本体の上に空けておく距離も、同じ分だけ厳しくなります。
排水口が真下に来ると分かったら、この2つも測ってください。
真下にならない場合に確かめること
排水口が本体の横や手前に出るなら、追加の部材は必要ありません。ただし、次の2つは確かめておきます。
- 排水ホースを出す側の隙間:ホースは本体の横を通ります。壁や防水パンの縁との間に、ホースが折れずに通る幅が必要です。
- 本体を寄せた側の条件:本体を片側に寄せると、反対側の壁や水栓との位置関係が変わります。寄せた状態で、扉が開くか、水栓に当たらないかを見ます。
自宅で確かめる
【判定ツールへのリンク枠】
測っておく場所と順番は、ドラム式洗濯機の設置スペースの測り方にまとめています。
まとめ
640サイズの防水パンでは、排水口は必ず本体の真下に来ます。740サイズ以上のパンと、防水パンがない置き場では、排水口の位置と、本体を寄せられる幅で決まります。
真下排水になる場合は、メーカーの別売部材が必要です。必要な部材は、防水パンの形、エルボの有無、機種で変わります。本体を持ち上げると、水栓の高さと上の空間の条件も厳しくなります。
すでに「設置できない」と言われた場合は、設置できないと言われたときの選択肢で理由別に整理しています。