防水パン640に入るドラム式洗濯機|メーカーの設置条件で選ぶ

防水パンのサイズが640だと分かって、置けるドラム式洗濯機を探している。そういう人に向けた記事です。

640は防水パンの中でも小さいサイズです。ただ、「640だからこの機種は無理」とは言い切れません。「640」はパンの外形を表す呼び名で、洗濯機が載るのはその内側だからです。

「640」が何を表すかは、防水パンに入らないときの確かめ方で詳しく説明しています。ほかのサイズとの違いは、防水パンのサイズ一覧にまとめています。

この記事では、640のパンで確かめるべき条件を整理したうえで、パナソニックの機種をメーカーの公表値で比べます。他のメーカーは順次追加します。


640のパンで確かめる2つの条件

1. 有効内寸がメーカーの条件を満たすか

洗濯機のメーカーは、機種ごとに「防水パンの内寸がいくつ以上必要か」を設置条件として公表しています。

この記事で扱うパナソニックの機種は、どれも防水パンの奥行(内寸)540mm以上が条件です。自宅のパンの奥行を、立ち上がりの内側から内側まで測り、540mmあるかを確かめてください。

測り方の詳細は、防水パンの内寸の測り方にまとめています。

2. 排水口は必ず本体の真下に来る

640のパンでは、排水口がパンのどこにあっても、ドラム式の本体が必ずその上を覆います。これは例外がありません。真下に来たときに確かめることは排水口が洗濯機の真下に来るときで説明しています。

そのため、640のパンにドラム式を置く場合は、真下排水ユニットか足台(かさ上げ台)を使うことが前提になります。パンの形によっては足台なしで済むこともあるので、見分け方はかさ上げ台が必要なケースで確かめてください。

ここで見落とされやすいのが、足台を使うと本体が持ち上がる点です。その分、次の2つに余裕が必要になります。

  • 水栓の高さ: 蛇口が、給水口を含めた本体の高さより上にあり、ホースをつなぐ余裕があること
  • 上方のスペース:本体の高さに、メーカーが指定する上方の離隔距離を足した空間があること

「640のパンに入る」かどうかは、パンの内寸だけでなく、この2つまで確かめて初めて判断できます。


640のパンに置けるパナソニックのドラム式

防水パンの条件(奥行540mm以上)は全機種で共通です。違いが出るのは本体の寸法と上方の離隔距離なので、寸法が同じ機種ごとにまとめました。数値はすべてメーカーの公表値です。

コンパクトタイプ

項目 数値
型番 NA-SD10HBL、NA-SD10UBL
本体寸法 幅600 × 奥行650 × 高さ960mm
給水口を含めた高さ 1,010mm
扉の開き方向 左開き
上方の離隔距離 290mm以上

スタンダードタイプ(奥行722mm)

項目 数値
型番 NA-LX125EL、NA-LX125ER、NA-LX127EL、NA-LX129EL、NA-LX129ER
本体寸法 幅604 × 奥行722 × 高さ1,011mm
給水口を含めた高さ 1,060mm
扉の開き方向 型番末尾がLなら左開き、Rなら右開き
上方の離隔距離 300mm以上

スタンダードタイプ(奥行732mm)

項目 数値
型番 NA-LX123FL、NA-LX125FL、NA-LX125FR、NA-LX127FL、NA-LX127FR、NA-LX129FL、NA-LX129FR
本体寸法 幅604 × 奥行732 × 高さ1,038mm
給水口を含めた高さ 1,060mm
扉の開き方向 型番末尾がLなら左開き、Rなら右開き
上方の離隔距離 300mm以上(NA-LX123FLのみ210mm以上)


選ぶときの注意

設置場所が狭いならコンパクトタイプ

NA-SD10シリーズは、スタンダードタイプより奥行が70mm以上小さく、高さも50mmほど低い機種です。洗濯機置き場の奥行が足りない場合や、蛇口の位置が低い場合は、こちらが候補になります。パナソニック以外で、奥行がさらに小さい機種は、奥行60cm以下のドラム式洗濯機にまとめています。

蛇口の高さを必ず確認する

640のパンでは足台などを使うことが前提になるため、本体の高さはカタログの数字より上がります。蛇口が低い洗濯機置き場では、パンに収まっても蛇口に当たることがあります。

蛇口の高さは、防水パンの上面から蛇口の最も低く突き出た部分までを測ります。測り方の詳しい手順はこちらにあります。比べるのは、表にある「給水口を含めた高さ」です。当たるかどうかの確かめ方と、当たる場合の対処はこちらにまとめています。

上に棚があるなら上方の離隔距離を見る

上方の離隔距離は、洗剤ケースのフタを開けるために必要な空間です。フタの構造が機種によって違うため、同じ本体サイズでも必要な高さが変わります。今回の機種では、NA-LX123FLは210mm、それ以外のスタンダードタイプは300mmです。洗濯機の上に棚や吊戸棚がある場合は、この差が効いてきます。機種ごとの必要な高さと、棚の下の測り方は、洗濯機の上に必要なスペースにまとめています。

扉の向きは壁の位置で選ぶ

ドラム式は扉が横に開きます。扉のすぐ横に壁があると、扉が十分に開かず、洗濯物を出し入れしにくくなります。壁がある側と反対方向に開く機種を選んでください。


自宅で確かめる

測る場所は、防水パンの有効内寸、排水口の位置、水栓の高さ、設置場所の幅と奥行、上方の余裕の5つです。

それぞれの測り方と順番は、ドラム式洗濯機の設置スペースの測り方にまとめています。

すでに「設置できない」と言われている場合は、理由ごとに取れる選択肢をこちらにまとめています。

設置できないと言われたときの選択肢


まとめ

640の防水パンにドラム式を置けるかは、パンの奥行(内寸)がメーカーの条件を満たすかどうかと、足台などを使ったうえで水栓・上方に余裕があるかどうかで決まります。設置場所に余裕がなければ、コンパクトタイプのNA-SD10シリーズが候補です。

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