奥行60cm以下のドラム式洗濯機|防水パン・水栓・排水口の条件まで比較
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洗濯機置き場や防水パンが小さく、奥行60cm以下のドラム式を探している方に向けた記事です。
奥行60cm以下のドラム式は、数が限られます。そして、奥行がほぼ同じでも、水栓の高さや排水口の条件は機種によって大きく違います。この記事では、3つのシリーズをメーカーの公表値で比べます。
奥行60cm以下のドラム式洗濯機
| メーカー | 型番 | 幅×奥行×高さ | 容量(洗濯/乾燥) | 乾燥方式 | 扉 |
|---|---|---|---|---|---|
| ハイアール | JW-FP100A | 595×593×943mm | 10/5kg | ヒーター式 | 左開き |
| ハイアール | JW-FP80A、JW-FP8B | 595×593×943mm | 8/4kg | ヒーター式 | 左開き |
| AQUA | AQW-DMS10A-L、AQW-DMS10A-R | 595×598×943mm | 10/5kg | ヒートポンプ式 | 左開き/右開き |
| 日立 | BD-CG80PL、BD-CG80PR | 600×595×1,009mm | 8/4.5kg | ヒーター式 | 左開き/右開き |
日立は、給水ホースの取り付け部と排水ホースを含めると、幅638×奥行595×高さ1,039mmです。
AQUA のほかの機種は、順次追加します。ほかのメーカーにも、奥行60cm以下の機種があります。
「奥行60cm」は扉を閉じた寸法
表の奥行は、扉を閉じた状態の数字です。ドラム式は扉が手前に開くので、使うときにはもっと奥行が要ります。
| ハイアール | AQUA | 日立 | |
|---|---|---|---|
| 扉を開けたときの奥行 | 1,040mm | 1,093mm | 1,038mm |
洗濯機の正面に洗面所の入口の扉や壁がある場合は、そこまでの距離を測ってください。本体は背面の壁から少し離して置くので、背面の壁から必要な奥行は、この数字より10〜20mm大きくなります。本体が置けても、扉が開ききらないと洗濯物を出し入れしにくくなります。後ろの壁から必要な奥行と測り方は、扉を開けるのに必要な奥行にまとめています。
設置条件の違い
奥行はほぼ同じでも、置き場に求める条件は機種で違います。
| 条件 | ハイアール | AQUA | 日立 |
|---|---|---|---|
| 防水パンの内寸 | 幅590×奥行540mm以上 | 幅590mm以上(四隅が高いパンは570mm以上)×奥行540mm以上 | 奥行540mm以上 |
| 防水パンの前面の内側から、背面の壁まで | 590mm以上 | 570mm以上 | 577mm以上 |
| 防水パンの深さ | 76mm以下 | 90mm以下 | 記載なし |
| 脚の間隔(幅×奥行) | 549×429mm | 549×428mm | 576×484mm |
| 上に必要な空間 | 20cm | 20cm | 20cm |
| 水栓の高さ | 記載なし | 記載なし | 1,200mm以上 |
| 排水口が本体の下にある場合 | 付属の部品でつなぐ | 付属の部品でつなぐ | 位置により別売の部品が必要 |
見落とされやすいのは、2行目の「背面の壁まで」です。防水パンの内寸が足りていても、パンが壁から離れずに置かれていると、本体の後ろが壁に当たります。パンの前面の内側から、背面の壁までを測ってください。
置き場の条件別の選び方
水栓(蛇口)が低い
ハイアールと AQUA は高さが943mmです。ハイアールは給水口が本体の背面にあり、上に飛び出しません。
日立は、水栓の高さが1,200mm以上必要です。1,200mm未満でも、本体を前や横にずらせば設置できるとされています。水栓と給水口の位置が重ならず、給水ホースを本体の背面に通せる場合は、1,043mm以上で設置できます。
水栓の高さの測り方は洗濯機の水栓の高さの測り方に、足りない場合の対処は水栓の高さが足りないときの対処法にまとめています。
防水パンが640サイズ
640サイズのパンでは、排水口がどこにあっても、ドラム式の本体がその上を覆います。
ハイアールと AQUA は、付属の排水ジョイントの向きを変えて、本体の下の排水口につなげます。別売の部品は要りません。
ただし、防水パンの内寸の条件は2社で違います。AQUA は、四隅が高いパンなら内寸の幅が570mm以上あれば置けます。ハイアールは、内寸の幅が590mm以上必要です。640サイズのパンには、内寸の幅がこれより狭いものがあります(TOTO の640サイズは、洗濯機を置ける範囲の幅が580mm)。ハイアールを選ぶ場合は、パンの内寸を必ず測って確かめてください。
日立は、パンの内側の面から排水口までが570mm以上あれば、そのままつなげます。640サイズではこの距離を満たしにくく、本体の下で接続するか、別売の直下排水キット(HO-BD5)を使うことになります。HO-BD5 を使うと本体が50mm高くなるので、水栓の高さと上の空間の条件もその分厳しくなります。
また、日立は脚の間隔が幅576mmと広めです。640サイズのパンに置く場合は、洗濯機が載る範囲の幅を必ず確かめてください。パンのサイズと載る範囲の違いは防水パンのサイズ一覧で、排水口が下に来る場合に確かめることは排水口が洗濯機の真下に来るときで説明しています。
上に棚や吊戸棚がある
上に必要な空間は、3シリーズとも20cmです。そのため、本体の高さの差がそのまま効きます。ハイアールと AQUA は943mm、日立は1,009mmです。
日立は、洗剤投入部のふたを開けると高さが1,127mmになります。棚の下に置く場合は、ふたが開くかどうかも見てください。パナソニックを含めた機種ごとの必要な高さと、棚の下の測り方は、洗濯機の上に必要なスペースにまとめています。
扉を右に開けたい
扉のすぐ横に壁があると、扉が十分に開きません。壁がある側と反対に開く機種を選びます。右開きがあるのは AQUA と日立です。ハイアールは左開きのみです。
買う前に測る場所
ここまでの条件を確かめるには、防水パンの内寸、背面の壁までの距離、排水口の位置、水栓の高さ、上の空間を測ります。測る場所と順番はドラム式洗濯機の設置スペースの測り方に、防水パンの測り方は防水パンの内寸の測り方にまとめています。
測った数値で確かめる
測った数値を入力すると、候補の機種がその場所に設置できるかを判定できます。
【判定ツールへのリンク枠】
まとめ
奥行60cm以下のドラム式は、ハイアール、AQUA、日立にあります。奥行はほぼ同じですが、水栓の高さと排水口、防水パンの内寸の条件に差があります。
水栓が低い置き場では、高さが943mmのハイアールと AQUA が置きやすい機種です。640サイズのパンでは、四隅が高いパンなら内寸の幅570mm以上で置け、排水口が下にあっても付属の部品でつなげる AQUA が置きやすくなります。ハイアールは内寸の幅590mm以上が必要なので、パンを測って確かめてください。日立は、水栓の高さ1,200mm以上が基本になります。
一人暮らしの部屋で選ぶ場合の注意点は、一人暮らしの部屋に設置できるドラム式洗濯機にまとめています。
すでに「設置できない」と言われた場合は、洗濯機を「設置できない」と言われたときの選択肢で理由別に整理しています。