壁ピタ水栓への交換は管理会社の許可が要る?賃貸での頼み方と、断られたときの選択肢
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賃貸の部屋にドラム式洗濯機を置こうとして、水栓が低いので壁ピタ水栓に交換するよう勧められた方に向けた記事です。
賃貸では、水栓の交換を入居者の判断だけで進めることはできません。この記事では、なぜ許可が要るのか、管理会社に何をどう伝えるか、返事ごとにどう動くかをまとめます。交換費用の目安は壁ピタ水栓への交換費用で説明しています。
許可が要る理由
水栓は部屋の設備
賃貸の部屋の水栓は建物の設備の一部で、持ち主は貸主です。入居者は借りて使っている立場なので、取り替えるには持ち主の了解が要ります。
賃貸借契約書に、設備の変更や模様替えには貸主の承諾が必要、という条項が入っていることもあります。まず契約書を読み返してください。
退去するときに元に戻す義務がある
借りた部屋は、退去するときに元の状態に戻して返すことが民法で定められています。ふつうに使っていて傷んだ分や、古くなった分は除かれます。
無断で交換すると、退去のときに元の水栓に戻す費用を求められることがあります。工事で配管を傷めた場合の責任も、自分で負うことになりかねません。
管理会社に伝えること
返事を早くもらうには、何をしたいのかを具体的に伝えます。
- 交換したい理由:置きたい洗濯機の機種名と、測った水栓の高さ
- 交換後の製品:パナソニックの壁ピタ水栓(CB-L6)など
- 工事の内容:今の水栓を外して、洗濯機用の水栓に付け替える
- 頼む予定の業者と、見積もりの金額
- 工事の希望日と、洗濯機の配送日
水栓の高さは、防水パンの上面から蛇口のいちばん低い部分までを測ります。測り方は洗濯機の水栓の高さの測り方にまとめています。
問い合わせ文の例
メールで送る場合の例です。〇〇の部分を書き換えて使ってください。
件名:洗濯機用水栓の交換についてのご相談(〇〇マンション 〇〇号室)
〇〇マンション 〇〇号室の〇〇です。
ドラム式洗濯機(〇〇製 〇〇)の設置を予定しています。洗濯機置き場の水栓の高さが、防水パンの上面から〇〇mmで、洗濯機の上部に当たるため、このままでは設置できません。
そこで、洗濯機用の水栓を、給水ホースをつなぐ位置が高くなるタイプ(パナソニック CB-L6 など)に交換したいと考えています。工事は水道業者に依頼する予定です。
つきましては、次の点を教えていただけますでしょうか。
- 水栓を交換してもよいか
- 費用はどちらの負担になるか
- 退去時に元の水栓へ戻す必要があるか
- 工事を依頼する業者の指定があるか
洗濯機の配送を〇月〇日に予定しているため、〇月〇日ごろまでにお返事をいただけると助かります。
よろしくお願いいたします。
あわせて確認しておくこと
文例の1〜3は、壁ピタ水栓への交換費用で挙げた確認事項と同じです。そのほかに、次の2つも確かめておきます。
- 指定の業者がいるか:管理会社によっては、工事する業者を指定することがあります。自分で見積もりを取る前に聞いておくと、二度手間になりません。
- 承諾を記録に残せるか:電話で了解をもらった場合も、メールで送ってもらうか、こちらから内容をまとめて送って確かめておきます。退去のときに担当者が替わっていても、説明できます。
返事ごとの次の一手
許可が出て、費用は自分で負担する
業者に見積もりを取り、洗濯機の配送日より前に工事を終わらせます。水栓の交換は洗濯機の設置とは別の工事なので、洗濯機の配送業者には頼めないことがあります。
今の水栓に不具合がある
貸主には、部屋の設備を使える状態に保つために修繕する義務があることが、民法で定められています。今の水栓に水漏れなどの不具合があれば、その症状も伝えてください。修繕として扱われ、費用の負担が変わることがあります。
ただし、不具合がなく、洗濯機を置くためだけに交換する場合は、修繕にはあたらない可能性があります。
指定の業者で工事する
業者の空き具合によっては、工事日が洗濯機の配送日に間に合わないことがあります。工事日が決まってから、配送日を確定させます。
交換できないと言われた
水栓を交換しなくても、背の低い機種を選べば置けることがあります。たとえば、奥行60cm以下のハイアールと AQUA の機種は、高さが943mmです。機種ごとの数字は奥行60cm以下のドラム式洗濯機に、水栓が低いときの対処は水栓の高さが足りないときの対処法にまとめています。
連絡は早めに
返事が来るまでに日数がかかることがあります。管理会社が貸主に確認を取る場合は、さらに時間がかかります。
洗濯機の配送日が決まっている場合は、そこから逆算して早めに連絡します。これから入居する部屋なら、入居の手続きのときに一緒に聞いておくと、引越しの後に慌てずに済みます。
測った数値で確かめる
水栓の高さを入力すると、交換しなくても置ける機種があるかを判定できます。ほかに測っておく場所は、ドラム式洗濯機の設置スペースの測り方にまとめています。
【判定ツールへのリンク枠】
まとめ
賃貸の水栓は貸主の設備なので、交換する前に管理会社か大家さんの許可を取ります。退去のときに元に戻す義務もあるため、費用の負担と、元に戻す必要があるかも、あわせて確認します。
問い合わせでは、機種名と水栓の高さを具体的に伝え、承諾は記録に残る形でもらいます。交換できない場合は、背の低い機種を選ぶ方法があります。
水栓が壁に埋め込まれたタイプの場合は、事情が異なります。取れる選択肢は洗濯機を「設置できない」と言われたときの選択肢で整理しています。